ホンダは「GB350/同S」2車種、ドゥカティジャパンが「パニガーレV4」など7車種で国土交通省へリコールを届け出た。
◆ホンダ「GB350/同S」
ホンダ9月5日、GB350と同Sで国土交通省にリコールを届け出た。リコールの対象は、令和3年2月23日~令和4年10月24日に製作した1万7151台、令和5年6月1 日~令和6年4月19日に制作した7861台。
不具合は制動装置(車輪速センサ)で、前後車輪速センサの防水構造が不適切なため、雨中走行などにより、当該センサ内部に水が浸入するものがある。そのためセンサ回路が短絡し、車輪速信号が乱れ速度計指示不良、または、トラクションコントロール制御が働き、加速不良となるおそれがある。最悪の場合、走行中に車輪がロックしたと誤検知して、ブレーキが効かなくなるおそれがあるとするもの。
不具合件数は49件で、不具合による事故は起きていない。
◆ドゥカティ「パニガーレV4」「スーパーレッジェーラV4」
ドゥカティジャパンは9月6日、スーパーレッジェーラV4とパニガーレV4シリーズの計7車種で国土交通省にリコールを届け出た。リコールの対象は、スーパーレッジェーラV4が令和2年9月21日~令和3年11月30日に輸入した28台。パニガーレV4/同S/同SP/同SP2/同2022WCR/同Rは、車種により期間は異なるが、7車種全体では令和3年2月18日~令和6年7月15日に輸入した616台。
不具合は制動装置(フロントブレーキ液のリザーバータンク固定用ブラケット)で、フロントブレーキ液のリザーバータンクにおいて、マスターシリンダーに取り付けるアルミニウム製ブラケット(ステー)の強度が不足しているもの。そのため走行中の振動などによりステーが曲がり、最悪の場合、折損するおそれがあるとするもの。
不具合件数は4件で、不具合による事故は起きていない。